歴史に関する内容を解説していきます。
歴史雑学27 井上成美の「新軍備計画」を読む
井上成美の海軍兵学校長時代の「教育漫語」については、既に書きましたので、読んでいただけた方も多いと思います。井上の軍人としての評価は分かれるところですが、教育という分野に於いては、やはり突出した理論家であり実践家だったと…
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井上成美の海軍兵学校長時代の「教育漫語」については、既に書きましたので、読んでいただけた方も多いと思います。井上の軍人としての評価は分かれるところですが、教育という分野に於いては、やはり突出した理論家であり実践家だったと…
ちょうど、私が大学の1年生のときに映画「八甲田山」が封切られ、私のいた青森県は、一種の「八甲田山ブーム」が訪れていました。主演は名優「高倉健」と「北大路欣也」で、三國連太郎や緒形拳などが出演していたことを覚えています。こ…
もう90年近く前になるのでしょうか。昭和11年(1936)2月26日の早朝、日本を震撼させた「陸軍青年将校」によるクーデター事件が起こりました。昭和の歴史を紐解くとき、絶対に欠かすことにできない大事件です。これにより、9…
芝居の「忠臣蔵」ファンの中で「菅谷半之丞」を覚えている人がいたら、その人は間違いなく「忠臣蔵好き」と言えるはずです。この人物は、赤穂浪士47士の中でも、その姿がまったく見えない浪士なのです。もちろん、経歴は立派な「武士」…
毎年、12月14日を迎えると、心は、あの「赤穂事件」に飛びます。私は、子供のころから「忠臣蔵」が大好きで、何冊も本を買っては、47人の浪士たちの活躍に胸を躍らせていたものです。このブログにも、何編もの「小説」や「評論」を…
先日、今、話題の映画「侍タイムスリッパー」を見に行きました。「低予算の時代劇」といった触れ込みで作られた作品だそうですが、その「殺陣」のシーンは圧巻でした。日本映画の殺陣は、独特の剣捌きで、日本人なら、テレビ時代劇でおな…
間もなく、戦後80年を迎える日本人にとって、あの「戦争」を振り返り反省することは、現在の「日本のあり方」を考える上で、大変重要なことだと思います。なぜなら、今の日本人は、本来の「日本人」ではないからです。なぜなら、80年…
ソ連崩壊後の後継国となった「ロシア連邦」は、その強大な武力を背景に武力による「領土回復」の野望を捨てず、隣国ウクライナに侵攻して1年以上が経過しました。しかし、プーチン大統領が当初目論んでいたような展開にはならず、ウクラ…
「日本兵」というと、今の人たちはどんなイメージで捉えているのでしょうか。テレビドラマや映画などで登場して来る日本兵は、粗野で乱暴で、何となく「薄汚れた集団」といったイメージで描かれています。確かに外見上は、そんな風に見え…
昭和16年12月8日に始まった日米戦争(大東亜戦争・太平洋戦争)ほど、不可思議な戦争はありません。アメリカは、第一次世界大戦の後遺症が残り、国民はもう外国への戦争に参戦することを望んではいませんでした。三選を果たしたフラ…